SCIENTIST / VARIOUS ARTISTS
JUNJO Presents BIG SHOWDOWN
- RELEASE DATE
- 2016/05/27
- LABEL
- GREENSLEEVES/VP RECORDS
- CATALOG
- 輸入盤2CD: GRE2103-2
輸入盤2LP: GRE2103-1
国内配信有
SCIENTIST「漫画ジャケット・シリーズ」全6タイトルが「完全版」として再発・再編集・再登場。
本作は『SCIENTIST vs PRINCE JAMMY / BIG SHOWDOWN』がオリジナル。同作はプロデューサー、HENY ‘JUNJO’ LAWESがROOTS RADICSと共にCHANNEL ONEで制作・リリースした楽曲・音源を、当時に奇才・新鋭のDUBスペシャリスト / エンジニアとして活躍していたSCIENTISTが、直系の先輩のPRINCE JAMMYとDUBミックス「対決」をしたDUBアルバム。GREENSLEEVESの発案で制作され1980年にリリース。TONY McDERMOTTのイラスト&アートワークを使用した「漫画ジャケット・シリーズ / 全6タイトル」の1作として現在も高い人気を獲得している作品。
本作『JUNJO Presents BIG SHOWDOWN』は、DISC1にその『SCIENTIST vs PRINCE JAMMY / BIG SHOWDOWN』全10曲をそのまま収録。
DISC2には、『SCIENTIST vs PRINCE JAMMY / BIG SHOWDOWN』のオリジナル楽曲、同リディム楽曲を全15曲追加収録した「完全版」。
各曲のオリジナルとDUBを収録した全25曲。「あのDUBのオリジナルはコレだったのか!!」の発見も可能。HENRY ‘JUNJO’ LAWESの〈JAH GUIDANCE〉〈VOLCANO〉からのレア曲も多数収録。
アートワークもタイトルに合わせて再編集。オリジナルの『SCIENTIST vs PRINCE JAMMY』を『JUNJO Presents』と新たに描き直してもオリジナルを担当したTONY McDERMOTT。
DISC1 – DUB ALBUM
01. Round One
02. Round Two
03. Round Three
04. Round Four
05. Round Five
06. Round Six
07. Round Seven
08. Round Eight
09. Round Nine
10. Round Ten
Mixed by SCIENTIST (01/03/05/07/09)
Mixed by PRINCE JAMMY (02/04/06/08/10)
MC- JAH THOMAS
DISC2 – VOCAL ALBUM
01. Send A Moses – BARRINGTON LEVY ★
02. Look Yothman – BARRINGTON LEVY ★
03. Side Kick – CLINT EASTWOOD
04. If You Give It To Me – BARRINGTON LEVY ★
05. Skylarking – BARRINGTON LEVY ★
06. Don’t Fuss Nor Fight – BARRINGTON LEVY ★
07. Sweet Reggae Music – JAH THOMAS
08. Money Makes Friends – BARRINGTON LEVY ★
09. She Have A Pair Of Headlamp Breast – GENERAL ECHO
10. Bounty Hunter – BARRINGTON LEVY ★
11. Watch Yourself Mr Newspaperman – CLINT EASTWOOD
12. Ranny And Lou – WAYNE JARRETT
13. Black Heart Man – BARRINGTON LEVY ★
14. Moonlight Lover – BARRINGTON LEVY ★
15. Bend Your Back – BARRINGTON LEVY ★
●DISC 1: CD商品 / LP商品共に全曲収録。CD & LP: 10曲収録
●DISC 2: ★=CD商品のみ収録。CD: 14曲収録 / LP: 10曲収録
『SCIENTIST漫画ジャケット・シリーズ』。
GREENSLEEVESより1981〜82年にリリースされたDUBスペシャリスト / エンジニアのSCIENTIST名義のDUBアルバム、全6タイトルの通称。
6タイトル、全てがUKのTONY McDERMOTTによって描かれたイラスト、コミック風のアート・ワークでリリースされたことからそう呼ばれる。TONY McDERMOTTはGREENSLEEVESがUKで1977年に設立、レーベル活動を開始した当初から現在まで、大量の作品のアートワークを手掛けているイラストレーター&デザイナー。その作品は現在もレゲエのカルチャーの一部として高く評価・認知されている。
同シリーズは当時にLINVAL THOMPSON、HERNY ‘JUNJO’ LAWESの音源を世界に発売していたGREENSLEEVESが発案。両プロデューサー のもとでレコーディング・エンジニアとして制作に参加していたSCIENTISTに両プロデューサーの音源を使用したDUBアルバムを制作することを依頼して制作された。
SCIENTISTは1960年生まれ。本名はHOPETON OVERTON。17歳の時にKING TUBBYのスタジオで働き始めた。そこでその弟子として活動していたPRINCE JAMMYにエンジニアとして弟子入りをした。KING TUBBYのスタジオを拠点に、STUDIO ONE他のスタジオでもスキルを磨いていたSCIENTISTを初めてエンジニアとして起用したのがHENRY ‘JUNJO’ LAWESだった。以降、その〈JAH GUIDANCE〉〈VOLCANO〉の躍進を支える存在となり、またHERNY ‘ JUNJO’ LAWESとも関係の強いLINVAL THOMPSONのもとでも活動した。若きプロデューサーと若きエンジニアの出会いが80年代レゲエ&ダンスホールの幕開けに大きく貢献した。彼らによるソリッドでシャープなサウンドとミックスが新しい時代を切り開いた。
本シリーズはまだ20代前半だったSCIENTISTのその存在と才能を広くに伝えることシリーズであると同時に、80年代初頭のDUBを代表する名シリーズ。初リリース後、複数回再発され続け、またGREENSLEEVES以外の日本を含む各国でもリリースが継続されている。
本シリーズが完結した直後の1983年にSCIENTISTはKING TUBBYのもとから独立、CHANNEL ONEを拠点に活動を開始する。しかし、その直後の1985年にはジャマイカを離れてアメリカに移住する。70年代末〜80年代半ばとジャマイカでSCIENTISTが精力的に、新進気鋭のエンジニア / DUBスペシャリストとして活動した期間は長くはないが、現在までに与えている影響は多大。レゲエの歴史、その進化と発展に貢献した重要人物の一人。現在もSCIENTISTは活動を継続中。