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最新リリース情報

SPICE

TITLE

10

PRODUCTION

ダンスホール女王=SPICE!! 
待望のデビュー・アルバム『10』発売決定!! 
世界的大ヒット「Go Down Deh」他全15曲激強力&強烈作品!!
今夏&本年度最重要作!! GRAMMY賞ノミネート作!!
【配信先行発売+輸入盤CD】


SPICE。ジャマイカ出身。現在のダンスホール&レゲエ・シーンを代表するトップ・スター。

00年代にジャマイカ・ダンスホール・シーンに登場。猛スピードで展開、浮き沈みが激しく、男性アーティスト&プロデューサー達を中心としたハードでタフのシーンの中で、その卓越したDeeJayスキル、強力な歌声と声量で女性の視点と視線に立ったリリック(シリアスでコンシャスなメッセージから、エロでナンセンス、コミカルでユーモアに溢れた「全てのトピック」)を楽曲にして絶大な支持を獲得。その圧倒的なステージ・パフォーマンスとド派手な衣装と容姿、ファッションも武器にシーンの頂点に君臨し続ける「ダンスホール・クイーン=女王」。

 

2009年にVP RECORDSと契約。以来約10年、待望のデビュー・アルバム『10 / テン』が遂に登場。自身の誕生日=8月6日に配信先行リリース&US8月27日にCDリリース決定。

 

そのキャリアと実績を思えば「遅れたデビュー・アルバム」。そのリリースのきっかけとなったのはSHAGGYの存在。説明不要のスーパースターが参加した「Go Down Deh」の本年の世界的大ヒットがリリースを後押し。SHAGGYは本作でも制作・プロデュースの中心的な役割を果たし、また新たにコラボ曲「Bad Girl」を制作・収録するなど全面的にSPICEをサポート。

 

アルバム・タイトル『10』はデビュー・アルバムをリリースするまでに掛かった時間、必要とした経験の時間、SPICE自身の様々な葛藤と苦悩の時間、その10年を表したもの。

 

全15曲。「Go Down Deh」は勿論、デビュー・アルバムではあるがほぼ全てが新録・録り下ろし楽曲で構成。シーンでの本格ブレイクを決定付けた「So Mi Like It」と昨年末に公式リリースされた大人気ヒット曲「Frenz」以外は全て「現在のSPICE」を提示した最新ダンスホール・アルバム。ダンスホールをレペゼンする女王が世界に向けて放つ現在のダンスホール・アルバム。制作はSHAGGYを中心として、ダンスホール・シーンのトップ・プロデューサー達に加えて、ジャンルを超えたゲスト&制作陣が多数参加。

 

SPICEは「Go Down Deh」の大ヒットに合わせてUS&UK主要TV番組に続々と出演、どちらの国でもナショナル・チャートにランク・イン、オフィシャル・ビデオは2000万回再生を更新、ストリーミング再生回数は億単位に突入中、国内でも好セールスを継続中で、ダンスホール&レゲエを超えて展開中。同曲での人気と認知を受けて絶好のタイミングでのアルバム・リリース。今夏の最重要リリース作品であると同時に本年度を代表するダンスホール&レゲエ作品の登場。

 

SPICE『10』。第64回・GRAMMY賞「BEST REGGAE ALBUM」部門ノミネート!! – 11/24更新

 

ー 配信&輸入盤CD商品・2形態でのリリース予定。

ー 輸入盤CD商品 : 特製ポスター併用ブックレット。通常プラケ仕様。国内限定特典予定有。

ー 輸入盤LP商品リリース未定・調整中。

 

 

 


SONGS LIST

01. S.P.I.C.E.


02. Send It Up ★
OFFICIAL VIDEO YouTube

  
03. Go Down Deh Feat. SEAN PAUL & SHAGGY ★

 


OFFICIAL VIDEO YouTube  作品案内 LINK

 

04. So Mi Like It ★


OFFICIAL VIDEO YouTube


05. Size Matters


06. Po-Po Feat. NICHO ★


OFFICIAL VIDEO YouTube  作品案内 LINK

 

07. Don’t Care


08. On Your Mind Feat. OLAF BLACKWOOD


09. Top


10. Love Her


11. Frenz ★


OFFICIAL VIDEO YouTube  作品案内 LINK


12. Different Shit Feat. MELISSA MUSIQUE


13. FIT


14. Bad Girl Feat. SHAGGY


15. Nitey

 

配信 / CD 全15曲

配信
LINK

 

 


 

 

 

INFORMATION

 

 


★11/24更新

第64回・GRAMMY賞「BEST REGGAE ALBUM」部門ノミネート!!

 

 






 


ー SPICE自身による収録曲紹介コメント ー
& 収録曲クレジット

01
S.P.I.C.E.

 私は自分がどこから来たのかを決して忘れないタイプの人間です。私はいつも自分のこれまでの困難と苦労、音楽を始めたきっかけ、そしてその過程で誰が私を助けてくれたかについて話しています。多くの人は私が20年間ダンスホールのカルチャーに存在していることを知りません。私は1999年に正式に活動を開始しています。この曲はそうした私のキャリアを伝えています。

Written by: Grace “SPICE” Hamilton / Orville “SHAGGY” Burrell / Olaf Blackwood / Shane Hoosong
Produced by: Shane Hoosong & Orville “SHAGGY” Burrell
All Instrumentals, EFX written, programmed & arranged by: Shane Hoosong
Engineered by: Grant Valentine
Mixed by: Robert Orton

02
Send It Up

この曲が流れると立ち上がってワイニーしたくなります。そのリディムとビートが私の体に何かを起こして私をそう狂わせるです。それに全てを預けて盛り上がるべきなんです。私はただそうすることが好きなんです、男性(の)も盛り上がっている時が。私は多くの女性達がそうすることを肯定してます。それは女性の権限ぐらいにも思っています。

Written by: Grace “SPICE” Hamilton / Orville “SHAGGY” Burrell / Olaf Blackwood / Shane Hoosong
Produced by: Shane Hoosong & Orville “SHAGGY” Burrell
All Instrumentals, EFX written, programmed & arranged by: Shane Hoosong
Engineered by: Grant Valentine
Mixed by: Robert Orton

03
Go Down Deh
Feat. SEAN PAUL & SHAGGY

 この曲は私にとって非常に多くの扉を開いてくれました。私とのこのコラボレーションに2人のレジェンドが参加してくれたことに深く感謝しています。私はこの曲を自分のSNSで拡散する時には「#TeamJamaica」「#TeamDancehall」と付けてきました。それはこの曲がジャマイカとダンスホールのカルチャーをレペゼンするために3人が一丸となって制作した曲だからでした。SEAN PAULとSHAGGYにBig Up。

Written by: Grace “SPICE” Hamilton / Orville “SHAGGY” Burrell / Sean “SEAN PAUL” Henriques /
Constantin “COSTI” Ionita / Shane Hoosong
Produced by: Constantin “COSTI” Ionita & Orville “SHAGGY” Burrell
Engineered by: Grant Valentine / Nyan Lodge / Silviu D
Mixed by: Constantin “COSTI” Ionita

04.
So Mi Like It

 『10』に収録するために過去10年間から1曲を選ぶように頼まれました。難しい決断でしたが、「So Mi Like It」は他のヒット曲よりも特別なヒット曲だと思って選びました。『10』が発売するまでにこの曲のYouTubeのOFFICIAL VIDEO再生回数は1億回に達していると思います。この曲を聴いた時にはワイニーしなければいけません、ただ楽しむ必要があるのです。この曲にはそう気持ちを着火させるエネルギーのある曲だと思っています。

Written by: Grace “SPICE” Hamilton / Ainsley “NOTNICE” Morris
Produced /Engineered / Mixed by: Ainsley “NOTNICE” Morris

05
Size Matters

 ダンスホールのカルチャーの中で活動する女性として、女性の気持ちを代弁しなければならない時があります。女性にとって男性がどういう存在であるかはわかってると思います。女性が男性に求める基準とか、男性がそれを正しく女性に実行できなければならないこととか、誰かが男性に伝えてプレッシャーをかけないといけない場合もあって、「Size Matters=大きさのコト」、この曲のことは私が言わなくてはいけないように感じたんです。

Written by: Grace “SPICE” Hamilton / Orville “SHAGGY” Burrell / Olaf Blackwood / Shane Hoosong
Produced by: Shane Hoosong & Orville “SHAGGY” Burrell
All Instrumentals, EFX written, programmed & arranged by: Shane Hoosong
Engineered by: Grant Valentine
Mixed by: Robert Orton

06
Po-Po
Feat. NICHO

 私が以前に「Black Hypocrisy」をリリースしたことは知っていると思います。それは黒人の肌の色、差別のことをテーマとした曲でした。それを受けてこの曲では「BLM=BLACK LIVES MATTER」について歌っています。この曲では私の14歳の息子のNICHOを初めて私の曲にフィーチャーしています。息子は現在アメリカに住む黒人の若者です。だから、私は息子が警察が止められた時に備えてたくさんのことを教えなければなりませんでした。息子に歴史を伝えなければならず、BLM運動全体についても教えなければなりませんでした。息子が私と一緒に曲をやりたがったことでこの曲のアイディアは生まれました。14歳の息子が私の作品に参加して正義について歌っています。私はそうした息子をとても誇りに思っています。

Written by: Grace “SPICE” Hamilton / Orville “SHAGGY” Burrell / Nicholas “NICHO” Hamilton / Shane Hoosong
Produced by: Shane Hoosong & Orville “SHAGGY” Burrell
All Instrumentals, EFX written, programmed & arranged by: Shane Hoosong
Vocal Production by: Shaun Darson
Background Vocals by: Carl Scharschmidt / Zhayna France
Engineered by: Grant Valentine
Mixed by: Robert Orton

07
Don’t Care

 この曲は男性とのワイニーやそれに夢中になっていることを歌っているわけではないです。私自身の多様な考え方を示しているだけです。歌詞の中には「彼は私がyamになっていると信じている」という歌詞があります。ジャマイカでは以前に男性に遊ばれたのにも関わらずにその関係を継続している状態の女性のことを「yamhead=イカれてる」と言います。「Don’t Care=気にしない」、この曲は基本的には人間関係で常に起こる問題について歌っているんです。

Written by: Grace “SPICE” Hamilton / Orville “SHAGGY” Burrell / Omar Thompson / Sheldon “TEFLON” Harris
Produced by: Sheldon “TEFLON” Harris & Orville “SHAGGY” Burrell
Vocal Production by: Shaun Darson
Background Vocals by: Carl Scharschmidt / Zhayna France
Engineered by: Grant Valentine
Mixed by: Robert Orton

08
On Your Mind
Feat. OLAF BLACKWOOD

 私たちは皆、いつも自分のことを思い続けていてくれる人が欲しいんです。この曲はそうやって自分を笑顔にさせてくれる存在について歌った曲、優しい気持ちになれる曲です。

Written by: Grace “SPICE” Hamilton / Orville “SHAGGY” Burrell / Olaf Blackwood / Shane Hoosong
Produced by: Shane Hoosong & Orville “SHAGGY” Burrell
All Instrumentals, EFX written, programmed & arranged by: Shane Hoosong
Engineered by: Grant Valentine
Mixed by: Robert Orton

09
Top

 誤解して欲しくはないのですけど、この曲は決して「自分が誰かよりも上」とか、そういう意味のことを歌ってはいるわけではないです。この曲は私のモチベーションを上げてくれる曲で、よく朝に起きた時に聴く曲です。自分が高い目標を持ち続けることの大切さを確認させてくれる曲なんです。嫌いな人とかそうしたことは気にせず、ただ自分の夢に向けて集中していくだけです。私はずっとそうあり続けたいんです!

Written by: Grace “SPICE” Hamilton / Angela Hunte / Anthony “CD” Kelly /
Orville “SHAGGY” Burrell / Urales “DJ Buddha” Vargas
Produced by: Tony “CD” Kelly & Orville “SHAGGY” Burrell
Vocal Production by: Shaun Darson
Background Vocals by: Angela Hunte / Carl Scharschmidt / Zhayna France
Engineered by: Grant Valentine / Tony “CD” Kelly
Mixed by: Urales “DJ Buddha” Vargas

10
Love Her

 この曲の中で、私は「Girl、私はあなたの全てが大好き」と歌っています。そして誰もが私にその「Girl」が誰なのかを聞いてきます。私が言えるのは、私がただこの「Girl」が大好きだということだけです。彼女の将来について歌っています。彼女はとても素晴らしいです。彼女に何も変わって欲しくないです。今のところ私が言えることはそれだけです。

Written by: Grace “SPICE” Hamilton / Angela Hunte / Shane Hoosong / Orville “SHAGGY” Burrell
Produced by: Shane Hoosong & Orville “SHAGGY” Burrell
All Instrumentals, EFX written, programmed & arranged by: Shane Hoosong
Vocal Production by: Shaun Darson
Engineered by: Grant Valentine
Mixed by: Robert Orton

11
Frenz

 この曲は自分の実体験をもとに書いた曲でもあって、私にとってはとても身近な曲と言えると思います。ANGELA HUNTEと一緒にスタジオに行った時に、彼女が「今日どんな曲を作ろうか?」と言うので、「Frenz=友達についての曲にしたい」と一緒に制作しました。人生の中で誰かに裏切られた経験はある人は多いかと思います。それが彼氏、彼女、親友、誰からの裏切りだったかそれぞれの人によって違うとは思いますけど、そうした経験をしたことのある誰もがこの歌には共感できると思っています。

Written by: Grace “SPICE” Hamilton / Angela Hunte /
Dwayne “SUPADUPS” Chin-Quee / Stephen “Di GENIUS” McGregor
Produced by: Dwayne “SUPADUPS” Chin-Quee & Stephen “Di GENIUS” McGregor
Vocal Production by: Angela Hunte
Engineered by: John P. Shullma
Mixed by: Gary Noble

12
Different Shit
Feat. MELISSA MUSIQUE

 もし、あなたが友達から裏切られたりしたら、あなたはその友達とは別のレベルに移りたくなるはずです。だから、この曲では「もうとっくに別のところ(Different Shit)にいるわよ」と歌っていて、あなたが以前よりもポジティヴで、より良いエネルギーで、もうそうした人達とは別のレベルにいることを確認させてあげられる曲にしたいと思いました。嫌いな人やネガティヴなマインドを持っている人について考える時間はなんてありません。この歌で伝えているように、自分の時間を無駄にすることはできません。

Written by: Grace “SPICE” Hamilton / Orville “SHAGGY” Burrell / Olaf Blackwood /
Paul Edmund / Fernandez Griffiths
Produced by: Teetimus & Orville “SHAGGY” Burrell
Co-Produced by: Musical Masquerade
Backing Vocals by: Melissa Musique
Engineered by: Grant Valentine
Mixed by: Robert Orton

13
FIT

 この曲は私が起き上がって踊ったり、ジムに行きたくさせる曲です。カーニヴァルにいるような気分にさせてくれる曲です。

Written by: Grace “SPICE” Hamilton / Orville “SHAGGY” Burrell / Omar Thompson / Shane Hoosong
Produced by: Shane Hoosong & Orville “SHAGGY” Burrell
All Instrumentals, EFX written, programmed & arranged by: Shane Hoosong
Engineered by: Grant Valentine
Mixed by: Robert Orton

14
Bad Girl
Feat. SHAGGY

 もう「この曲聴いた?」「本当に聴いた?」「信じられないでしょう?」と言いたい曲で、本当に制作できたことが嬉しかった曲です! だって、もしSHAGGYみたいなレジェンドと一緒に仕事できるなら、そりゃ(「Go Down Deh」とは別に)もう一曲一緒に歌ってもらうことをおねだりしたくなるし、しないわけにはいかないでしょう(笑)? 本当にそうした私は間違いなく「Bad Girl」で、曲の中でも本当に自分がBad Girlみたいに聴こえて自分でも驚いています。

Written by: Grace “SPICE” Hamilton / Orville “SHAGGY” Burrell / Olaf Blackwood /
Anthony “CD” Kelly / Grant Valentine / Urales “DJ Buddha” Vargas
Produced by: Tony “CD” Kelly & Orville “SHAGGY” Burrell
Vocal Production by: Shaun Darson
Engineered by: Tony “CD” Kelly / Grant Valentine
Mixed by: Urales “DJ Buddha” Vargas

15
Nitey

 「あなたは毎日その喜びを欲しがる」「私は日曜日、月曜日、火曜日、水曜日、木曜日にその喜びを・・、あなたは金曜日・・」、この歌はそれを説明しています。

Written by: Grace “SPICE” Hamilton / Orville “SHAGGY” Burrell / Olaf Blackwood / Joshua William Meeks
Produced by: Tessellated & Orville “SHAGGY” Burrell
All Instrumentals, EFX written, programmed & arranged by: Tessellated
Vocal Production by: Shaun Darson
Engineered by: Grant Valentine
Mixed by: Robert Orton

 

●SPICE コメント提供 : VP RECORDS



 


BEHIND THE STORY
SPICEとSHAGGYと「Go Down Deh」と『10』ー。

SPICEの「デビュー・アルバム発売」は2009年のVP RECORDSと契約した時点から予定されてきた。当初は2010年に発売される予定だった。しかし、その契約を締結した当時のSPICEのマネージメントとSPICE、VP RECORDSとの関係が変化したことで事態は複雑化、SPICEが着実にシーンの中で勝ち上がり続ける中でその予定は「未定」のままになっていた。


SPICEは昨年2010年にアルバムの制作を計画。「もう契約とかとは関係なく、自分でアルバムをリリースしようと思った、だって10年よ、フラストレーションも限界だった」。


そのアルバムの制作に向けてSPICEはインスタグラムのDMでSHAGGYに「一緒に曲を作りたい」と連絡をする。それまでSPICEとは交流がなかったSHAGGYはその連絡に「最初は本人からのものか疑った」、「普通ならマネージメントやレコード会社から自分のマネージメントやレコード会社に来る話だろう?」と。


しかし、その連絡をきっかけに両者は初めて一緒に楽曲制作を開始する。そこでSHAGGYはSPICEのアーティストとしての才能に驚くことになる、「とにかく早い。インスピレーションを受け取るのも、リリックを書くのも、曲にするのも。そしてそれが完璧過ぎた」。


またSHAGGYはSPICEの性格も知ることになる、「その派手でゴージャスなイメージが強かったけど、実際の彼女はものすごく謙虚で素直、誰に対しても優しい、何よりも音楽に取り組む姿勢も真面目で真摯だ」。


その中で「Go Down Deh」は完成する。SHAGGYのアイディアでSPICEとも懇意なSEAN PAULも楽曲に参加、SHAGGYとSHAGGYが指名したCONSTANTIN “COSTI” IONITAとの共同プロデュースで完成、SPICE名義の新曲、アルバムの先行曲としてリリースする体制に入る。


そうした中でSHAGGYはSPICEがこれまでにアルバムを1枚もリリースしていないことを知り、また驚く、「だってSPICEだよ、ダンスホール・クイーンだよ、それがアルバムをリリースしていなかったなんてありえないだろ?」。


SPICEを通じてVP RECORDSとの間に存在する複雑な状況をSHAGGYは知る。またSPICEが現在にマネージメントと契約せずに、全て自身で活動してることも知る。それを知ったSHAGGYは自らVP RECORDSに連絡を取り、会長のCHRIS CHIN、社長のRANDY CHINと状況を打開するための話し合いの場を持つことに動く。


「自分もVP RECORDSとはいつでも話せる関係にあったからね。長い付き合いだ、お互いにNYだしね、あと自分の曲や作品もリリースもしてきたし、CHRISもRANDYもよく知っているし、創業者のPAT夫人とも関係は深い」

「VP RECORDSにはSPICEの才能とチャンスをこのまま無駄にしないようにできる限りのことをして欲しいと思っていた、同じアーティストとしてね。SPICEには彼女が理解できていなかった部分が色々とあったと感じていた。いずれにしてもお互いのコミュニケーションの問題だと思った。それはよくある問題、自分にも経験はある、だから直接全員で話し合うことで解決できると知っていた」。


それを機に、これまで長く、約10年も止まっていたSPICEのデビュー・アルバムの計画は一気に動き出すことになる。今年のはじめから本格的に制作は開始、「Go Down Deh」のヒットとプロモーションの裏でもNYとジャマイカで作業は継続され、7月上旬にアルバムとして完成する。


その「功労者」ともなったSHAGGYはアルバム制作でも重要な役割を果たす。収録される既発ヒットの「So Mi Like It」「Frenz」以外の全て楽曲のプロデュースにSHAGGYは参加、中心的な役割を果たしている。アーティストとしても参加して新たに「Bad Girl」を共演・制作している。SPICEとSHAGGY、インスタグラムのDMから始まった両者の現在の強い信頼関係も表れた作品とも言える。


SPICEは「アルバム・タイトル『10』はデビュー・アルバムをリリースするまでに掛かった時間、必要とした経験の時間、私自身の様々な葛藤と苦悩の時間、その10年を表したもの」と説明。その10年を経た現在の自分、現在にダンスホール・クイーンに君臨、ダンスホールをレペゼンするSPICEが現在のダンスホールの魅力を伝えるべく制作された最新ダンスホール・アルバム。


SPICEも「全てがクリアになった。これまでのVP RECORDSの自分へのサポートにも感謝しているし、世界一のダンスホール・レーベルからアルバムをリリースできることを誇りに思う」。その遅れたデビュー・アルバム『10』は8月6日、SPICEの誕生日に合わせてリリースされる。


●SPICE / SHAGGY両者の発言は両者が出演したUSのTV / ラジオ番組でのインタヴューから抜粋。

 


 


 


HISTORY / BIOGRAPHY

 

SPICE / スパイス


本名GRACE HAMILTON。8月6日生まれ。ジャマイカ・ポートモア育ち。


教会の聖歌隊で歌う楽しみを知り、高校時代には主要音楽コンクールで数多くのメダルを受賞。大学では音楽と演劇を専攻。学生時代から地元のステージ・ショーに出演、DeeJay&アーティストとして活動を開始。


00年にジャマイカ最大級のフェス「Sting」に出演する機会を得て、その限られた時間の中でのパフォーマンスが話題に。CHAM(BABY CHAM)のUKツアーの前座に抜擢され、CHAMを通じてトップ・プロデューサーのDAVE KELLYと出会い、そのレーベル〈MAD HOUSE〉で04年に「Complain」を初録音&デビュー。


07年「Five Over Man」が初ヒット。08年VYBZ KARTELの大ヒット「Romping Shot」に共演したことでブレイク。09年にVP RECORDSと専属契約締結。


13年セルフ・プロデュース「So Mi Like It」が大ヒット、ソロとして本格ブレイク。同曲のBUSTA RHYMES参加によるリミックスもUSで話題に。14年には獄中のVYBZ KARTELとの疑似コラボ曲「Conjugal Visit」が記録的な動画再生回数を獲得するなどヒット。それらのヒットを収録した初EP『SO MI LIKE IT』も同年にリリース。


18年には黒人が肌を漂白する流行・社会問題に向けて「Black Hypocrisy」をリリース。巧みなSNS戦略でありのままの美しさを賞賛した楽曲は話題を集め、同曲をタイトルとしたMIXTAPEはUS&UKで1位を獲得。


20年末には長く非公式リリースでリアルなメッセージ曲として人気を獲得してきた「Frenz」を公式リリース。DeeJayではなくシンガーとして過去最大のヒットを記録。


その卓越したDeeJayスキル、強力な歌声と声量で女性の視点と視線に立ったリリック(シリアスでコンシャスなメッセージから、エロでナンセンス、コミカルでユーモアに溢れた「全てのトピック」)を楽曲にして絶大な支持を獲得。その圧倒的なステージ・パフォーマンスとド派手な衣装と容姿、ファッションも武器にシーンの頂点に君臨し続ける現在の「ダンスホール・クイーン=女王」。



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