SUGAR MINOTT

GHETTO DUB
- RELEASE DATE
- 2025/06/27
- LABEL
- SKENGDON / 17 NORTH PARADE / VP RECORDS
- CATALOG
- 配信 : VP4270.6
SKENGDON x VP RECORDS
SUGAR MINOTT『GHETTO DUB』
『GHETTO CHILD』DUBアルバム
配信限定・最新リマスター再発!!
SKENGDON x VP RECORDS ー。80年代デジタル・レゲエ&ダンスホール期を代表する名レーベル〈SKENGDON〉の音源をVP RECORDSから再発するプロジェクトが始動中。
SUGAR MINOTT『GHETTO DUB』は1989年に〈SKENGDON〉で制作、US・HEART BEATからリリースされた『GHETTO CHILD』のDUBアルバム。DUBミックスを手掛けたのは『GHETTO CHILD』のミックスも担当したBUNNY TOM TOM。
『GHETTO CHILD』収録曲の10曲のうち、「Blessed Be The Tithes」を除く全9曲のDUBミックス&ヴァージョンで構成。HEART BEATからリリースされたCD商品にはオリジナル・ヴァージョンと合わせて収録されていたが、単体のDUBアルバムとしては初登場。
最新リマスター。配信限定再発。
『GHETTO CHILD』は6月20日配信開始。
01. Chalice Version
Original : Dreadlocks Chalice
02. Danger Dub
Original : Danger Zone
03. Ghetto Child Dub
Original : Ghetto Child
04. Cool And Easy Dub
Original : Cool And Easy
05. Nowadays Version
Original : Nowadays Girl
06. Reggae Dub
Original : This Is Reggae
07. Material World Version
Original : Material World
08. Sweet Jesus Dub
Original : Sweet Jesus
09. His Girl Dub
Original : Another Man’s Girl
Producer : Sugar Minott For SKENGDON
Executive Producers : Kenneth Black / Maxine Stone
Backed By : Abbashante Band
Kenneth Gordon (Ba) / Marcus Smith (Dr)
Simon Rochester (Gu) / Earl Fitzsimmonds (KB)
Horns : Tom & Jerry (Kevin Bachelor & Gerald Johnson)
Arranged By : Sugar Minott
Recorded & Mixed : SKD Recording Studio
Engineer : Bunny Tom Tom
試聴 YouTube
配信 LINK

〈SKENGDON〉ー。1985年にKENNETH BLACKがマイアミで設立したレーベル。同年を起点としたシーンのデジタル変換期を代表&象徴するレーベル。
KENNETH BLACKはマイアミにスタジオを設立。そのSKDスタジオはレコーディングだけではなく、アーティストのライヴ・リハーサル用としても、またライヴ&サウンド・システムによるダンスの会場としても使用され、マイアミ在住のアーティストだけではなくジャマイカ、ニューヨーク他からのアーティストとのリンクを生み、〈SKENGDON〉の制作に結びついた。当時からマイアミに在住していたINNER CIRCLEも同スタジオをライヴ・リハーサルに使用し、ROGER LEWIS他のメンバーも〈SKENGDON〉の制作に参加していくことになった。
〈SKENGDON〉はジャマイカとのリンクも強く、そのジャマイカでの制作にはSUGAR MINOTTが深く関係した。SUGAR MINOTTはKENNETH BLACKと〈SKENGDON〉の共同プロデューサーの立場でTENOR SAW、YAMI BOLOをはじめ数多くの制作に携わり、自身も『GHETTO CHILD』他の作品&楽曲を〈SKENGDON〉で制作するなどレーベルの発展に多大に貢献した。
〈SKENGDON〉のジャマイカでの制作にはROOTS RADICSをはじめとするバンド、ミュージシャンが参加し、〈SKENGDON〉は70年代からジャマイカで活動するBUNNY TOM TOM(CRUCIAL BUNNY)をメインに、SOLJIE HAMILTON他のエンジニアも制作に参加した。
〈SKENGDON〉を支えたもう一人の重要人物はDANNY DREAD。85年にジャマイカで結成されたサウンド、STEREO MARSの中心人物。KENNETH BLACKはSTERO MARSをDANNY DREADと共に運営し、デジタル・ダンスホール期に適応したサウンドとして一気に人気を集めたSTERO MARSを〈SKENGDON〉の発信拠点としてジャマイカでの成功に結びつけ、シーンの中核へと躍り出た。
DANNY DREADはSTERO MARSでの活動を通じてファンのニーズを察知する感覚に優れ、〈SKENGDON〉でもプロデューサーとして制作に携わった。その最大の功績は当時のシーンの頂点に立っていたSUPER CATとの強固な関係によって「Vinyard Party」「Wild Apache」他の大ヒット曲、アルバム「BOOPS!』とSUPER CATの代表曲&代表作を〈SKENGDON〉で制作したことと、さらにSUPER CATと人気を競ったNICODEMUS「Mr. Fabulous」「Suzy Wong」、アルバム『NUFF RESPECT』他も〈SKENGDON〉で制作している。
〈SKENGDON〉はそれ以外にもGREGORY ISAACS、JUNIOR DELGADO、AL CAMPBEL、JOHNNY OSBOURNE、ECHO MINOTT、FRANKIE PAUL、COCOA TEA、PAPA SAN、CUTTY RANKS他の数多くのヒットを量産、ジャマイカではSONIC SOUNDSから、また、インディペンデントな女性レゲエA&Rとして知られるMAXINE STOWEの協力も受けてHEARTBEAT他のUSレーベルを通じて作品を世界に届けた。その活動は80年代後半には終了しており短期的ではあったが、現在もその数多くの名曲によって80年代後半のデジタル期を代表&象徴するレーベルとして広く知られている。